【クラクラ】振り回されない!グリー特許侵害で知っておきたい心構え

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(このページは2018年1月25日に更新されました)
「グリー社のプレスリリースについて知りたい」
「特許問題で振り回されないために」
この記事はそんな方へ向けて書いています
こんちゃっす。ada( ada_coc )です。グリー社との特許侵害問題で揺れる Supercell社 のリアルストラテジーゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」(以下クラクラ)。
リスク対策として実施された『レイアウトエディタ』の機能削除で、ユーザーの不満が爆発した形となった。
矛先が向いたグリー社が、1月24日にプレスリリースを発表し、クラクラユーザーに動揺が広まっている。
グリー社の特許ビジネス戦略に、クラクラユーザーが振り回されないために知っておきたい心構えをお伝え。
目次
グリーが特許問題に関するプレスリリースを発表
1月23日、クラクラ日本公式さんが発表した「レイアウトエディタ」の機能削除 の発表を受けて、ユーザーが不満を表明。
怒りの矛先は、特許侵害を訴えたグリー社へと向いた。
ユーザーの反発を受けて、1月24日にグリー社が「Supercell社との間の特許紛争について」というプレスリリースを発表した。
弊社では、上記の2アプリを含めSupercell社が日本で配信中のゲームアプリにおいて、非常に多数の弊社保有特許を侵害している可能性 があることを発見しました。2016年9月にSupercell社に対してその事実を伝えるとともに話し合いでの解決を提案いたしました。
しかしながら、Supercell社は話し合いを拒否 し、ゲームアプリの配信を継続したため、やむなく、上記特許のうち「クラッシュ・ロワイヤル」ならびに「クラッシュ・オブ・クラン」において使用されている十数件の特許の使用差止の仮処分 を東京地方裁判所に申立て、損害賠償請求も順次提訴しております。
今般、Supercell社の判断で「クラッシュ・ロワイヤル」および「クラッシュ・オブ・クラン」の一部機能の停止がなされ、当該ゲームアプリのお客さまに不便が生じている点については、ゲーム会社である弊社としても大変残念に考えております。
Supercell社が早期に弊社との話し合いに応じて両社間で適切な合意 がなされ、事態が解決されることを切に願っております。
グリー社の主張のポイント
グリー社の プレスリリースでの主張(赤文字)を見てみると、
-
- 2016年9月 Supercell社 に対して多数の特許侵害の事実を伝える
- Supercell社は 話し合いを拒否
- 「クラッシュ・ロワイヤル」ならびに「クラッシュ・オブ・クラン」において使用されている 十数件の特許の使用差止の仮処分を申立て
- Supercell社 が 早期に弊社との話し合いに応じて 両社間で事態が解決することを願う
特許侵害をしたのは Supercell社であり、話合いに応じなかったのも Supercell社であると主張している。
更に、4GAMER.net の取材に対して、下記の様に返信している。
弊社としては,2社間で話し合いの上解決されることが望ましいと考えていましたが,昨日のSupercell社のお知らせが発表されて以降,多数のお問い合わせが発生しており,その中には誤解を招く内容も多数含まれていることから,見解を表明することにしました。
ゲーム業界では,特許となった各社のアイデアを尊重しあい,必要に応じてクロスライセンスしたり適切な対価を支払ってライセンスを受けるなどの対応が広く行われています。そうすることで互いのアイデアを尊重しつつ自由なゲーム設計ができ,お客さまに楽しい体験を提供できると考えているからです。
都度の発表はしておりませんが,グリーも大手ゲーム会社様とのクロスライセンス契約をしてきておりますし,当社としては常に窓口を開いていますので,このようなことは話合いで解決することが,お互いにとってもお客さまにとっても一番良いことだと考えています。
グリーとしましては,Supercell社に対して金銭に限定するわけではなく,ビジネス上の取り組みなども選択肢としたうえで双方で話し合うことを提案していましたが,一切交渉に応じなかったので,交渉のテーブルについてもらうため に昨年の申し立てを起こしたという次第です。
Supercell社の反応はなし
グリーのプレスリリースに対して、Supercell社の反応が無いことに、ユーザーは不安感を募らせている。
1月25日の日本経済新聞にも、特許侵害についてのグリー社の主張が掲載されている。
日経朝刊にクラクラの記事が
グリーのプレスリリースに基づいた内容っすね pic.twitter.com/zZby5auqNM
— ponta@Gunma Samurai (@claclaponta) 2018年1月25日
Supercell社に非がある?ユーザーの不安が増している
特許侵害紛争が、一方的にSupercell社に非がある印象を受ける ため、クラクラユーザーには不安が広がっている。
pontaさんのブログはこちら
グリーのプレスリリースに対してSupercell社がコメントを発表(1月25日追記)
1月25日、クラクラ・クラロワの両アプリ内のお知らせに、Supercell社が『グリー株式会社からの発表されたプレスリリースに関しまして』という内容を発表。
Supercell社から「グリー株式会社から発表されたプレスリリースに関しまして」という発表が。
グリー社が発表したプレスリリースには誤りがあるとしている。
グリー社
「有効的な解決」を行うためスーパーセル交渉を持ちかけたが、スーパーセルがそれをそれを拒否した。
Supercell社の反論
当初からグリー株式会社の担当者と話し合いを設けており、実際スーパーセルの経営陣がヘルシンキ(フィンランド)から東京に飛びグリー株式会社の担当と「公正かつ合理的、友好的な解決」を目指すため話し合いを行ってきました。しかし、残念ながら、グリー株式会社との話し合いからは合理的な解決策を見出すことはできませんでした。
双方の発表が食い違う結果となっている。
グリー社、意見の食い違いを反論「プレスリリースに追記」(1月25日)

弊社の理解
弊社が2016年9月にSupercell社に弊社保有特許の侵害の可能性を伝えてから、2017年5月に東京地方裁判所に仮処分の申し立てを行うまで、弊社から話し合いを求め、和解案も示しましたが、Supercell社はこれを拒否し、和解のための対案を示すことも無かったため、やむなく申し立てを行いました。なお、Supercell社の経営陣が来日し弊社と話し合いを行ったのは2017年12月下旬です。そこで初めてSupercell社から対案が示されましたが、合意に至ることはできませんでした。
グリー社のプレスリリースで動揺する必要がない理由
一方的な主張に、クラクラユーザーが動揺するのは理解できる。
グリー社の特許侵害の訴えが不当だと思っていたのに、どうやら Supercell社の方に問題 があるんじゃないかと・・・
しかし、プレスリリースに動揺する必要は全くない。
自社の正当性を表明しているだけのもの
そもそも『プレスリリース』は、グリー社の特許侵害紛争の正当性を訴えるもの だし、わざわざ自分たちが不利になる様なことを書く必要がない。
2016年9月にあった特許侵害を訴えた事実。
どの様に交渉したのかは不明。
なぜ、Supercell社が話合いに応じなかったのか?
交渉の席に着く様に、特許侵害の訴訟を起こした。
自分たちにとって有利な内容しか記載されていない。
反対にSupercell社が、プレスリリースを出したとしても、特許侵害の事実のなさを訴え、話合いに応じなかった正当性を貫いてくるだろう。
なんらかの形で、交渉が決裂し訴訟へと展開していった。
過去に起こったことに関しては、双方の視点から全く違ったものがでてくる。
言った言わないの水掛け論になるだけだろう。
Supercell社が交渉に応じなかった理由は?
応じなかった理由に関しては、憶測ベースでしか無い。
それでも、いくつか挙げてみると。
- 信用できる相手ではない?
- 特許権侵害は理不尽だった?
- お互いのメリットがない?
- 共に尊敬し合える関係にない?
- 交渉に応じる気は無いと突っぱねた
考えてみてほしい。
グリー社・Supercell社の主張は、当事者達にしか分からないもの。
ユーザーにはどうしようないもの。
ただ、Supercell社の打たれっぱなし状態では、外部印象の悪化は考えらえるし、対応を早くする必要はあると思う。
グリー社の狙いは交渉?
そもそも、グリー社は一体何を狙っているのだろう?
- 特許権料による特許ビジネス
- 対応もされないSupercell社への特許権紛争
- 訴訟問題にして、交渉の席を着かせること
特許権は、法的に認められているものだし、不当な権利侵害に関しては争うことは必要なこと。
だからこそ、両者の争点は「特許侵害が法的に有るのか無いのか」になってくる。
狙っている?反グリー運動の高まり
クラクラユーザーにとって、寝耳に水の「機能削除」。
クラクラの重要なレイアウト編集機能を削除させた特許侵害紛争は、ユーザーにとって不満を爆発させるポイントだろう。
ただでさえ負担が多い配置編集・作成。
配置作成の利便性を大きく向上させたレイアウトエディタが使えなくなる。
連動して「フレンドリーチャレンジ」が事実上、使用不能に。
数多くあると言う特許侵害の中から、レイアウトエディタを上げてきたのは勘ぐりすぎだろうか。
ユーザーの不満が募れば、Supercell社 が動かざるを得なくなる
グリー社にとって、騒動がおこること・それ自体に揺らぐ必要がないことは想定済みだろう。
過去にも、いくつもの特許紛争を経験してきている。
紛争が長期化し、不便性によって積もり積もった不満が、Supercell社に向いていくことを危惧する。
多くのユーザーを抱えるクラクラにとって、ユーザーの利便性を考慮して、グリー社に妥協せざるを得無い可能性もある。
海外では問題がないのに、日本国内だけでおこる理不尽さにユーザーが嫌気をさす可能性も出てくる。
今、できることは『ユーザーとSupercell社』を信じること
理不尽な環境に置かれたユーザーが、今できることはなんだろうか?
不満の矛先をグリーにむけて、あの手この手で外圧をかけることだろうか。
それとも、自分たちの不便さを訴え続けることだろうか。
結局、分からないものは分からない
特許侵害の有無は、法廷での決着をみるだろう。
どちらに正当性があるかは、法によって裁かれる。
ユーザーが怒る気持ちは、よく分かる。
配置を変更する手間の大変さ、フレンドリーチャレンジができない不便さ。
でも、ユーザーがキャンペーンや外圧をかけることで、グリー社が特許紛争を取りやめる?
可能性がゼロと言うわけではないだろうけど、果てしなく少ないだろう。
万が一で逆転の目があるとすれば、ユーザー云々ではなく、有識者からの「やっぱり行き過ぎた特許ビジネスは誰も幸せにならんわ」という反応を得たときだと思ってます。
— ダチヒロ (@dachihiro2015) 2018年1月24日
それにかけるエネルギーは、莫大なものになる。
そして、不平や不満、臆病な心は伝染していく。
信頼できるかどうかは、自分が信頼できるかということ
自分たちが変えられない事に取り組むのではなく、できる事に取り組んでいきたい。
ゲーム開発でも、特許ビジネスでも、仕事自体をどうこう言う事はないと思うけど、
もし自分が一緒に仕事したいか、困ってる時に助けてあげたいかといったら、断然、スパセルになる。
どれだけ誠実に、一生懸命仕事に取り組んできたか。
それはもう信頼に値するレベル。— ada@成田のクラ忍 (@ada_coc) 2018年1月25日
僕は Supercell を信頼している。
そして、Supercell を信頼すると判断した自分を信頼している。
多少?の対応の下手さや、戦い下手でも。
時々、おちゃめな誤報を流す事も。
全てを含めてね。
それだけの信頼ができる企業だと思っている。
もちろん、間違っていれば誤りを指摘するし、納得が行かなければ話合いをもとめる。
まとめ
クラクラユーザーにとって、試練ともいえる特許侵害問題。
あちこちに揺さぶられて、気持ちが疲労してしまう。
結局、一番の迷惑を被るのはユーザーだという事実。
だからこそ、どっしり構えて信頼してみたらどうだろうか。
どうしたら、今ある機能で楽しめるのかをみんなで相談して行けたら。
多少の不便さを、みんなと力を合わせてアイデアをだして乗り越えてきたクラクラ民なら。
この理不尽な特許侵害紛争を乗り越えて行けるはず。
1日も早く、楽しめるゲーム環境が整う事を期待したい。
共に遊べるみんなに感謝。
がんばれ!公式さん、応援しています。
今日も楽しいクラクラらいふを
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★彡 これもクラクラしちゃうはず!
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