【特許問題】グリーは悪者?クラロワの対応?ユーザー激おこでみな損の件

      2018/01/12

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こんにちは。ada ada_coc )です。

SUPERCELL社が展開しているスマホゲームのクラッシュロワイヤル(以下クラロワ)を相手に、グリーが特許侵害を訴えた件。

クラロワがとった対応に、クラロワユーザーがグリー非難と大騒ぎになっている。

特許を守ろうとしたグリー。
特許侵害のリスク対応をしたクラロワ。
迷惑を被っているユーザー。

これは一体、だれ得なのだろう?

グリー特許問題をさぐってみた。

グリーがスパセルのクラロワを「特許侵害」として係争中!

2018年1月4日にクラロワ日本公式さんより、ユーザー向けへ【重要】の発表 があった。

クラロワ内での宝箱の表示がグリーが持つ「特許」を侵害しているとして、2017年5月に裁判沙汰となっているとのこと。

 

クラロワ日本版より機能削除の対応

クラロワ開発は、特許権侵害問題となっている宝箱の表示を削除して対応している。

 機能削除の内容
バトル開始画面にてロック中の宝箱をアンロックしている時の演出
バトル開始画面にてすでにアンロックされている宝箱の演出

2点の機能を削除すると発表した。


アプリ内「機能削除」のお知らせ

 


魔法の宝箱「機能削除前」の演出

機能削除前にはアンロックした宝箱に、時計マークと残り時間の表示がある。

 


「機能削除」された魔法の宝箱、タップのみが表示

「機能削除後」は時計マークや残り時間表示がなくなった。
ぱっと見て残り時間がわからないので、少し戸惑う。

 

宝箱が見えづらくなったユーザーが怒りのグリーバッシング

表示が変わって一番に反応したのは、クラロワユーザーたち。
グリーバッシングのツイートが、続々と寄せられた。

 

グリーに対するクラロワユーザーのヘイト感がものすごい

自分たちが遊んでいるゲームが「機能削除」させられたものだから、怒りが湧く気持ちもわかる。

  • グリー?どこの会社?
  • オワコンのグリーが、特許で儲けてる?
  • 余計なことしやがって
  • 地味に見えにくい、早く直して
  • グローバル企業の SUPERCELL に、何いちゃもん付けてる!

 

正直、まだ係争中という白黒はっきりしていない段階だし、ひょっとしたらクラロワが特許侵害で損害賠償を命じられる可能性もある。

現段階で、グリーに文句を言いたい気持ちになるのはわかるけど、ちょっと早いんじゃない?
ま〜、自分が遊んでるゲームが、いちゃもん付けられて使い勝手が悪くなったら怒りたくなるけど。


 

ユーザーが1番迷惑を被ってる現実

UI(ユーザーインターフェース)は、ゲームの使い勝手感に大きく影響する。

ボタンのちょっとした位置や見やすさ・操作性が悪ければ、それだけで遊ぶのを辞めちゃうこともあるくらいだしね。

機能削除前の時間表示は親切だったし、無くなると地味に不便だろうね。

結局、特許侵害争いの被害を一番受けるのはユーザーってこと。
お知らせでクラロワは謝っていたけど。

 

恨まなくていいグリーを恨まざるを得ない悲しさ

もう一つ悲しくなるのは、グリーへ対する心無いツイートたち。

クラロワ日本公式さんが、争っている相手のグリーを名指ししたから、有る事無い事、心無いヘイトが続々と寄せられた。

確かに、以前にグリーもパクリじゃな?って言いたくなるデザインのゲームをリリースしていたりしているしね。

このあたりのユーザーの気持ちはPontaさんのブログを

あまりの宝箱のしょぼさに、怒りの矛先はグリーッッって感じ。
これってなんかね・・・

読んでて辛いです。楽しくゲームして遊んでたユーザーが、仮にも同じゲーム会社に対して(もちろん規模は小さいけどね)恨みつらみをぶつけてる様ってね。

やりどころのない嫌な気持ちにさせられたユーザーって。

 

特許侵害を訴えるグリーは悪者?

特許問題でダーティーなイメージのグリーだけど、ほんとうに悪者なのだろうか?

特許問題と今回の影響を考えてみた。

 

アイデアを守る特許、パクリはダメだよ

そもそも今回の問題となっている「特許」とはなんだろう?

 

ゲーム業界の特許侵害とは?が解りやすい!

 

記事の中で、スクエニ大谷氏は、

 特許とは?
特許:権利が認められたアイデア

    • どんな権利

無許諾な使用を排除する
販売の差止め or 特許ライセンス

    • アイデアって?

何かしらの問題を解決していればOK!
面白くなる都行った多少主観的な内容でも可

特許と聞くと難しいイメージがあるし理解しづらい。

だけど、アイデアを自由に勝手に盗めたらどうなろうだろうか?

アイデアを生み出した人が守られなかったら。

大谷氏はこう述べている。

新しいアイデアを考えた人の権利が適切に保護され、そして他の開発者は仕様変更などさらに新しいアイデアを考えて切磋琢磨して多様性なゲームを世に送り出す。新しいアイデアを考えた人は公正な競争で投資回収ができ、ユーザーも色々なゲームが楽しめるようになる。

これこそが、ゲーム業界、アイデアを出した人、ユーザーがみんな喜ぶ状態 なんだろう。

特許権の本質は、権利を登録することや使用料をとること、特許侵害の訴えを起こすことではない。

これらは、特許を守るますための手段に過ぎない。

1番重要なことは、発明をすることの自由を守ること。

 

「ゲームの大事な特許を守る」 とグリー特許チームは語る

グリーには、特許チームが存在する。

知的財産権のひとつである特許権を創出し、社内で開発・運営されているプロダクトやサービスを守ること。
新しいプロダクトや、新しいイベントを行う前、世の中に出る前に、新しい技術が使われていないか、また他社の権利を侵害していないかをチェックするのが仕事。

グリー社:面白いゲームを提供するために重要な特許。より

 

特許チームは、自分たちが ”生み出したアイデア” の特許出願やプロダクトを陰ながら支援している。


グリー社内の「特許推進委員会」のポスター

 

当然、他社に勝手に盗用され無いためにもゲームをプレイしたり、反対に他社の権利を侵害していないかをチェックしている。

今回のクラロワの宝箱の演出が、「特許の侵害」にあたると判断されたのだろうね。

 

弱小企業が世界企業を訴える。はいけないの?

クラロワユーザーのツイートに、「グローバル企業を相手に何様?」的なコメントが見られた。

感情的に飛びだした怒りだとは思うけど、これは企業サイズの大小には関係ない。

2013年に米ニューヨーク連邦地方裁判所で、元ソニーの技術者が任天堂を相手どり、ニンテンドー3DSの特許侵害の提訴を起こしている。

連邦地裁の判決は、任天堂に対してロイヤリティーの支払いを命じている。(つまり任天堂の敗訴)

最終的には、2016年に米連邦地裁が「特許侵害がなかったとする判断を下したと発表」。

>>任天堂、米国での3DS特許侵害訴訟で勝訴(日本経済新聞)

 

個人でも特許の権利は当然あるし、守られるべきものになっている。
ただ、大企業の豊富な資本と対抗して長期間裁判を続けることが出来るかは、別問題とは思うけど。

訴訟段階の前には、必ず「警告段階」がある。お互いが話し合って譲歩できるポイントを探るし、物別れに終わった最終段階で訴訟問題となる。

今回、グリーが特許侵害で訴訟を起こしたことは、自由なゲーム開発を守る面でも大事なことだとは思う。

 

 

クラロワの「機能削除」の対応は妥当?

クラロワが発表した一部機能の削除。この対応は妥当だったの?

 

係争中の段階で「機能削除」をしたのはなぜ?

まだ特許侵害の係争中で、白黒がハッキリとしていない段階で「機能削除」をしたのは何故なんだろう?

法的に差しどめ処分が有効となるのは、「特許侵害が確定した段階」からになる。

早期に対応した理由は、リスクの軽減をとったのかなと思う。

最悪、グリー側の訴えが認められ場合、クラロワ側が損害賠償を支払う義務が生じる。
現段階で機能削除の対応を行っていれば、ダメージの軽減が図れる。

反対に、グリー側の主張が却下されれば、クラロワは損害賠償を請求することができる。

クラロワ側は、「特許侵害の事実は無いと確信している。」としているが、リスク対策として妥当な判断なのだろう。

 

クラロワのリスク対応は分かるけど、、、

リスク対応をとったことはわかるけど、ちょっと宝箱がしょぼすぎないだろうか?

前述のスクエニ大谷氏は、特許侵害と判明した場合の回避方法を三つあげている。

  1. 仕様の変更
  2. 自由技術
  3. 特許ライセンス

 

1の仕様の変更は、新しい仕様に変更するもの。今回のクラロワがとった対策となっている。

2の自由技術は、特許は新しいものに有効性がある。グリーが訴えてきた特許の以前に同様の特許があった場合、グリーの特許権は無効となる。

3の特許ライセンスは、特許保有者に権利使用料を支払うもの。

 

2017年5月に特許問題が上がっていて、機能削除するまでに約7ヶ月あった。
仕様を変更するなら、新しいアイデアでユーザーに我慢をさせないものができなかったのだろうか?

 

余計な労力を割かざるを得ないクラロワ開発

クラロワ内のお知らせに、「早く問題を解決し、良いゲーム・良いアップデートに専念できれば。」とある。

クラクラを長く遊んでいる僕も、SUPERCELL 社がどれだけユーザー思いか は十分知っている。

横ヤリ的ないちゃもんで、労力を割かないといけない分、ユーザーが楽しみにしているアップデートや面白いゲーム開発が遅れていく。

残念なことにクラロワもユーザーも損をする結果となる。

 

結局のところ誰得なの?三方みな損の特許問題


出典:http://sanpoyoshi.net/

僕の生まれた地には、商いで名を成した近江商人がいた。

彼らの商いの極意に「三方よし」というものがある。

「買い手よし、売り手よし、世間よし」といわれ、近江商人の活動の理念を表すものとなっている。

自分たちだけじゃなく、ユーザーのことを一番に考え、世間も良くなることが、商売をするものにとって大事なことと教えている。

 

今回のグリーの「特許問題」どうだろう?

仮にグリーが認められたとしても、日本の多くの SUPERCELL ファンからの印象は大暴落している。
自分たちの権利を守ることは大切だけど、結果、多くのユーザーからダメな烙印を貰ったとしたら。

マーケティングの一番重要なものは、人の頭の中である。印象をどう良くするかはとても大変なもの。

権利を守って、一番大事なものを失ってしまうんじゃないだろうか?

 

クラロワ側にとっては、横ヤリ的な問題で大切なユーザーに負担を掛ける結果となってしまった。

しいて言えば、もう少しだけ「ユーザーに迷惑を欠けない方法」は無かったのだろうか。

喧嘩を売ってきた相手に断固と戦わないといけない場合もある。
同じゲームを業界を良くしていこうとする企業同士、穏便にすましてお互い協力できる関係が築ければと思ったが・・・

 

一番の迷惑を被っているのはユーザー。もう、言うまでもない。ただ残念・・・

 

結局、誰が勝ってもみな損の「三方悪し」の結果としかならない。
早く問題が解決して、クラロワがもっともっと面白いゲームとなることをお祈りする。

 

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今日も楽しいゲームらいふを。

 

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2018年!クラクラW杯で日本が優勝!! そんな日を夢見て、今日もクラクラしまくるぜ〜。 好きな物:サッカー、ミスチル、伊坂幸太郎、生春巻き、コーヒー、放浪の旅、クラクラ、そしてもちろん!嫁(笑)

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