【eスポーツ化へ】しごく真面目にクラクラ賞金大会のやり方を考えた!

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(このページは2018年2月25日に更新されました)
「クラクラ賞金大会のやり方を知りたい」
「コミュニティー・公式・運営が win-win のやり方とは」
この記事はそんな方へ向けて書いています
こんちゃっす。ada( ada_coc )です。3ヶ月に渡って熱い戦いを繰り広げたクラクラ初の公認リーグ。知らない人も、見ていない人もいるだろうけど、見る楽しみを教えてくれた面白いコンテンツだった。
公認ウェルプレイドリーグ(WPL)を見ていて、ふと疑問に思ったのは。
「クラロワみたいに賞金大会はできないの?」
「闘会議でだって賞金でてたのに・・・」
賞金大会を開催するには、スポンサー、法的問題、大会システム、ゲームシステムなどの多くの問題をクリアしないといけない。
公平なマッチングが難しいクラクラは、遥か遠い夢物語・・・かと思っていたけど、実際どうなのだろうか。
様々な面から、クラクラで賞金大会を開催できるか、至極真面目に考えてみた。
目次
クラクラの賞金大会がみてみたい!
コミュニティーが主体となってイベントやリーグ戦を運営していたクラクラに初めて公認リーグがスタートした。
アジア大会・オリンピックに向けて何かと話題が多いeスポーツだが、その専門ウェルプレイド社が運営する ”クラクラ初の公認リーグ” だった。
参加して楽しむだけでなく、見て楽しむ・息の長いコンテンツとして、進化している公認リーグ。
WPLの熱い戦い!
アンケート結果からの4クランと予選トーナメントを勝ち抜いた1クランの合計5クランによるリーグ戦が2月24日に決着を見た。
第一回公認リーグの王者は、クラクラチャンネルだった。
第一回公認WPL結果
アンケートから選ばれた4クラン中、3クランが上位を埋める結果となった。
最下位となった感謝。がリーグ落ち、4位の名古屋国際連合が入替戦に出場となる。
ただ、上位4クランは僅差の勝負だったので、どういう結果になってもおかしくなかった。
よく聞いた名前のクランが・・・という声もあったが、見せる演出・新しいプレイヤー・ドズルさんとけいすけさんの掛け合いなど、見ていて楽しいものだった。
コンテンツとして見ても素晴らしかったけど、僕のクランでは知らない・知っていても見ていないという人が多かったのも事実。
今後の課題として、どうやって認知度を上げるのか、遊ぶだけじゃなく観て参加するコミュニティーを育てていけるのかといったところ。
賞金大会の可能性と合わせて考えてみた。
【法律面】クラクラ賞金大会は可能なの?
日本国内では、ゲーム会社自身が高額賞金を出して大会を開催することは、景品表示法(景表法)に引っかかるために不可能となっている。
抜け道として、「労務契約に基づく仕事の報酬」としてのゲーマーへ提供されているもの」となっている。つまり、”賞金”としてではなく、日雇い契約による仕事の報酬(ステージに上がってプレイする)といった形をとっている。
詳しくは、高額賞金問題についての木曽氏の記事をご参照に
そもそも景表法とは一体どういうものなのだろうか。
景表法とは、その正式名称を「不当景品類及び不当表示防止法」とし、一般消費者の保護を目的として、商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止するため、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある行為の制限及び禁止について定めている法律である。景表法はその第四条において以下のような定めを行っている。
(景品類の制限及び禁止)第四条
内閣総理大臣は、不当な顧客の誘引を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を確保するため必要があると認めるときは、景品類の価額の最高額若しくは総額、種類若しくは提供の方法その他景品類の提供に関する事項を制限し、又は景品類の提供を禁止することができる。
ゲーム会社自身が、自社のゲーム・サービスの取引と合わせて物品・金銭・その他の利益提供をする場合は、一般懸賞として提供できる景品類の総額上限を「売上予定総額の2%」以内、景品の単価上限を「10万円を上限として、元取引価額の20倍」以内として定めている。
例えば、任天堂社が Nintendo Switch で優勝賞金1億円の大会を開催すれば、ユーザーは Switch とゲームソフトを購入して大会へ参加しようとするだろう。これは不当に誘引するとして計表法に抵触してしまう。
では、クラクラも同様の高額?賞金大会は不可能なのか?
これに関して、2016年に国際カジノ研究所の木曽氏が消費者庁に確認を取っている。
【景表法規制の対象とならないケース】
一方で消費者庁は、景表法規制の対象に「ならない」ゲーム大会の様式に関しても回答を行い、「基本プレイ無料」かつ「ゲームへの課金状況が競争の優劣に影響を与えない形式」のゲーム大会に関しては景表法の規制対象とならず、当該ゲームを販売するゲーム会社自身が高額な賞金の拠出を行うことも可能であるとした。
基本プレイが無料のクラクラは、これに当てはまるものである。ゲーム内の課金状況も、WPLや予選トーナメントにおいては、競争の優劣に影響を与えない。
WPL・予選トーナメントに出場する際、ユニット・呪文・ヒーローの時間短縮になるが、勝敗の優劣に影響を及ぼすものではないため。
公認リーグにスポンサーとして、公式さんが資金拠出することは問題ないだろう。
【運営面】クラクラ賞金大会は可能なの?
2018年の開発チームは、課題として『○戦略的早上げによる不公平マッチング・○高トロフィー帯の雲問題の解決』を上げている。
クラクラのリーグ・トーナメント大会を開催する際の大きな問題は、ゲームシステム面にある。アプリ内に公平にマッチングする機能がないため、リーグ・トーナメント運営を手動で行うしかない。
現時点での、イベント運営時に実施されている方法は2つ
- 野良マッチングでマッチング係数と時間を揃えて対戦開始する
- フレンドリー対戦を利用する
2017年は国内・海外を含めてユーザーが汗水流しながら、イベント運営を行ってきた。2018年2月時点では、アプリ内にリーグシステムは実装していないため、同様に手動で運営するしかないだろう。
この点は、アプリ内に機能実装しているクラロワと違って、クラクラの課題となっている。
しかし、一つの方向性として出てきたのがWPL。
公認リーグは、コミュニティー主体だった運営をウェルプレイド社が行っている。クラクラ公式さんより、運営委託された形となっている。開発Q&Aから聞こえてくる内容では、運営に関しては公式さんはほぼノータッチの模様。
運営費もさほど出ていないらしい(詳しくは不明)
しかし、運営・ストリーミング配信・ルールや規約に関しては第一回を無事やり遂げている。非常に手間だったと思うけど、クラクラを盛り上げたいと気持ちに感謝しかない。
この既存のルールや公認リーグが、十分に活用できる。
【考えてみたクラクラ賞金大会の仕組み】
現在のシステム・ルールなどをフル活用して、賞金大会は開催する方法を考えてみた。
コミュニティー・運営(WPL)・公式が三方よしなのか?
クラクラは、コミュニティーを中心にゲームの輪を広げ楽しんできた。もちろん公式さんが、コミュニティーの声を大切に常に開発を進めてきてからこそ。
そして、大会を運営するウェルプレイド社も、決して美味しい話ではないクラクラのリーグ運営を継続してくれる。
既存リーグの発展も含めて、三方が良し となる方法とは。
- スポンサーとして公式さんにお願いw
- 既存リーグのWPLの優勝クランに賞金を授与
- リーグのストリーミング配信広告費を、予選トーナメント賞金へ
- 視聴者が増えるほど、トーナメント賞金がUP
- 予選トーナメントは、誰でも参加可能
- WPLと予選トーナメント上位クランの入替(現行通り)
- 既存リーグ上位には、WPL(賞金リーグ)の参加権
基本的に、現行のシステムをフル活用して運営できるようになっている。
コミュニティーが一番
もちろん、僕はコミュニティー側の人間なので、自分たちが辛い状況は勘弁して欲しいと思っている。
【ガチクランにはどう見える?】
クラクラをガチで楽しんでいる人にとって、WPLは魅力あるものに映っているのだろうか?国内・海外に既存リーグがいくつもある。スケジュールが押しているガチクランにとって、時間を割いてでも楽しみたいメリットは?
- 参加する間口の狭さ(第一回はアンケートにて参加クランを選出)
- 特殊なルール(またぎ攻撃なし、5人戦、援軍・トラップ事前通知)
- 既存リーグの乱立
ガチクランが公認リーグとは言えWPLにチャレンジする環境が整っていない現状だと思う。公認リーグと既存リーグの違いは?両リーグの共存関係は可能か?
一つは賞金。ハイレベルの攻撃・防御は見ているだけで感動する。それだけのスキルに対しての評価があっていいと思う。もちろん、賞金に関係なくクラクラを極めたいというのが本当の楽しみだが、さらに真剣度が増すだろう。
既存リーグの優勝クランには、賞金獲得権があるWPLへの参加権を与える。既存リーグで頑張ること、スキルを上げることが公認リーグへと繋がる道となる。
【ゆるふわ勢がやる気になるもの】
僕はまったり遊んでる派なので、リーグ参戦は敷居が高い。定期的に時間を割くことが難しいが、予選トーナメントの短期勝負なら楽しめた。
普段のクラン対戦では味わえない緊張感があった。予選に参加したメンバーは、公認リーグへの関心を持続しやすくなる。予選の賞金を目指してチャレンジするクランが増えるだろう。
【見て楽しめるもの】
週末に開催されるWPLを楽しみしていた人も多かった。クラクラの新しい楽しみを広げたものだろう。
一方で、関心の無い層も多い。
視聴者数を増やす
↓
配信広告費が増える
↓
予選トーナメント賞金額のアップ
↓
トーナメント参加者の増加
↓
WPLへの関心を高める
一つの循環する流れを回せないだろうか。
ウェルプレイド社にとって
2018年になって、eスポーツへの関心の高まりを感じる。公認競技に決定しているアジア大会。今後の可能性のオリンピック。
国内では「ゲームがスポーツ?」という声もあるが、徐々に認知されていくだろう。
その分野に特化しているウェルプレイド社にとって、運営・配信・ビジネスモデルの構築・実績といった面で試行錯誤している段階なのだろう。
- eスポーツ賞金大会の運営
- 広告収入と運営費
- ゲームコニュニティーへの認知度上昇
ビジネスとして決して美味しいとは思えないクラクラのリーグ運営だが、今後、拡大していくeスポーツシーンへの投資として、ノウハウの構築は可能だろう。
クラクラ公式にとって
初の公認リーグを開催している日本。Reddit でダリアンへWPLの質問があったが、「関与していないので詳しくはわからない。」と返答していた。
2018年は、クラクラにとって大きな変化の一年となると言う言葉をみると、いろいろなアップデートが準備されているのだろう。
しかし、クラン対戦のマッチングは今年前半。ガチユーザーがチャレンジする高トロフィー帯の雲問題は、今年の夏以降。TH12も年内には間に合うかといったところ。
ガチユーザーが目指せるリーグのスポンサーは、決して無駄な投資ではないはず。
世界初の公認リーグ運営
ユーザーにとって、大きな不満となっているレイアウトエディタ削除のグリー問題。まだまだ解決の目処は見えない。
リーグ参加クランは、VPNにて対処しているがどこまでコミュニティーが我慢しえるだろうか。アップデートの内容を待つ?
日本のリーグ運営が、一つのビジネスモデルとならないだろうか。
広告より口コミの拡大
スパセル IDによって、複数のアカウント作成をしている人が増えた。しかし、新規ユーザーはどうだろう。どのゲームにとっても、楽しんでくれるユーザー獲得には、苦労していると思う。
リリースして5年経つクラクラにとって、広告による新規ユーザー獲得は目新しさがない。効果のほどは?むしろ、多くの休眠ユーザーを引き起こしたクランゲームと合わせて、賞金リーグの運営で口コミの拡大を狙っては?
YouTuber・ブロガーにとって見てもらえる人の増加こそ成長の後押し
僕が寂しく思っているのは、ゲームを配信したり記事を書くYouTuber・ブロガーが辞めて行ってしまうこと。
情報発信側にとって、どこで戦うのかを選択することは当然だと思う。同じものでも、よく見られて読まれる場所へ流れることは自然なことだと思う。
だからこそ、視聴してもらえる環境、一緒に配信・記事を書く人がいる環境が保てるかは大事だと思う。
公認リーグは、公式チャンネルによる配信が必須だが、予選トーナメントや戦術・編成の配信は可能にすれば、多くのチャンスが出てくる。
既存リーグの配信をしている YouTuber も相乗効果が期待できるか。。
まとめ
いろいろな方面から、クラクラ賞金大会の可能性を探ってみた。
コミュニティー・運営・公式さんが、ともに嬉しい方向に行くやり方はないか。
今後、ゲーム内にリーグシステムが実装されれば、もっと楽になってくると思う。
今あるものを、どう使えばよりみんなが楽しめるのかを考えてみた。
グダグダと書いたので、漏れている視点があると思うが、より良い環境作りができたら幸いです。
公式さん、スポンサーお願いしますwww
今日も楽しいクラクラらいふを
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★彡 これもクラクラしちゃうはず!
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